おしこめ地蔵
 
 郷柿沢地区にある。昔、橋をかける時に人柱をたててて、けがや事故がないように神様にいのった。人柱は生きた人をそのままうめることだ。それでは、かわいそうだということで、変わりに石のお地蔵様をうめることにした。
 あとで、昔の橋らしいところを掘り返したときに、お地蔵様が見つかった。村の人たちは、感謝の思いでおどうをたててまつった。この地蔵様はおしこめ地蔵の身代わりで、本物は、まだ土の中に埋まっている。今から40年ほど前、松本とめじろうさんが作った。なお、おしこめ地蔵の本当の名前は、ねかせ地蔵である。

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